町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
乳歯抜歯
2013年05月25日 (土) | 編集 |
今までにも何度もとりあげてきましたが・・・




小型犬の乳歯遺残であります。




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黄色い○で囲った部分です。



太い歯が永久歯。細い方が乳歯。



本来ならば、人間と同様に、乳歯が抜けたところに永久歯がはえてくるのですが・・・



小型犬では、アゴの小ささが原因なのか、永久歯と乳歯が上手く生え変わらずに、このように乳歯が残ってしまう症例が非常に多いのです。



永久歯、乳歯の生え変わりが上手くいかないと、歯並びが悪くなることで汚れがたまりやすくなり、歯周病になりやすくなります。



20110512乳歯
過去の症例。密接した永久歯と乳歯のあいだに歯周病が発生し、歯茎の肉が炎症を起こして壊死しています。



当院では、こういった症例は、避妊手術や去勢手術の際に抜歯することをお勧めしています。




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歯肉を切開し、歯槽骨を削った状態。


犬歯は、乳歯といえども根っこが長く頑丈なため、通常の抜歯方法ではアゴの骨を痛める危険性があります。



そこで、当院では歯肉を切開し、歯槽骨(歯を支える骨の一部)をドリルで削る方法で安全に抜歯をおこないます。


「歯肉切開」「骨を削る」と聞くと大変なように思いますが、犬歯のような頑丈な歯を抜くには、この方が処置時間も短く、アゴの骨にかかる負担も少なく済みます。



削った骨は1か月もすれば元通りになります。



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縫合した歯肉



抜歯後は切開した歯茎を縫合して終了。



数カ月で溶けて吸収されるタイプの糸を使用しますので、抜糸は必要ありません。