町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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これからの季節・・・
2009年04月17日 (金) | 編集 |
2009/04/17

春の健康診断キャンペーン 受付中!
健康管理セミナー 4月26日(日)開催予定!

昨日は久しぶりのわんにゃんドックでした。健康診断キャンペーンでお申込みです。

皮膚病の診察にいらしたワンちゃんですが、その他気になる点がいくつかあったため、わんにゃんドックでの精査となりました。

P1010077.jpg

この写真はわんちゃんの耳から採取した耳垢を顕微鏡で見たものです。
青いひょうたんみたいなものは、「マラセチア」という酵母(カビの一種と思ってください)です。

このマラセチアは、本来はわんちゃんの皮膚の常在菌ですので、これらが悪さをすることは通常ありません。
(常在菌:動物の体にふつうに存在するカビや細菌で病原性を示さないもの)

ですが、様々な要因でこのマラセチアが過剰に増殖することがあり、そうすると本来は病原性のないはずのマラセチアによって皮膚炎などの症状が発症することがあります。

このマラセチアは皮脂を好む性質があるので、皮膚が脂っぽい体質のわんちゃんで多く見られます。
特にシーズーは皮脂の多い体質なので要注意です。
その他には、ダックス、柴犬などにもよく見られることがあります。
また、春から夏にかけて高温多湿の環境になると多くなるようです。

治療の基本はまずは皮膚の汚れを取り去ること。
過剰な皮脂がマラセチアの格好の餌場になるので、こまめなシャンプーや耳掃除が欠かせません。
同時に、カビを退治するための抗真菌薬などを使用することもあります。

このマラセチアの治療は結構大変です。
もともとは悪さをするはずのないものが体に悪影響を及ぼしているということは、それだけ皮膚のコンディション自体が悪いということなのです。

ですので、根本的な皮膚のコンディションを改善しない限りすぐに再発してしまいます。
しかし、この皮膚のコンディションを改善するというのが一朝一夕でできることではありません。

特に症状がひどい子であれば毎日?1日おきのシャンプーや耳洗浄が必要になることもあります。
それも一生です。
少しでも怠ると皮膚に皮脂が蓄積してしまい、症状再発を繰り返してしまいます。

シーズー犬などは特に皮脂が多い体質ですので、これからの季節まめなシャンプー・耳洗浄が重要です。