町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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組織球腫
2013年04月01日 (月) | 編集 |
こちら・・・



20130401tah01.jpg



ダックスの女の子(8歳)の唇に突然できた腫瘤。



直径5mm程のドーム状の腫瘤です。



10日ほど前に気が付いたそうで、ワンちゃん自身は特に気にする様子はないようですが、少しずつ大きくなっているようです。



このような、ドーム状の腫瘤では、「組織球腫」という腫瘍が一番に疑われます。



良性腫瘍の一種で、口の周りなどに突然ドーム状の腫瘤が発生し、1~2週間のうちに大きさを増していきます。




大きいときは2cm程度にまでなりますが、ほとんどの場合、1か月程度の間に自然退縮し、奇麗に治ってしまいます。




1~3歳程度と若い年齢のワンちゃんにできることが多く、今回のように中高齢のワンちゃんにできることはあまりありません。



私の経験では、ダックスに多く見られる傾向にあるように感じています。




診断は、「針生検」という方法で、腫瘤内部の細胞を顕微鏡で調べて判断します。




ただ、注意が必要なのが、悪性腫瘍の一種である「肥満細胞腫」も、このような感じの腫瘤を形成する場合がありますので、慎重に見分けなければなりません。



また、「組織球腫」と判断した場合も、腫瘤があまり大きくなる場合は、早めに切除した方がよい場合もあります。



今回のワンちゃんでは、やはり「組織球腫」だったようで、2~3週間のうちに自然にしぼんでいったようです。