町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
喘息 1
2013年03月11日 (月) | 編集 |
2011年3月11日の東日本大震災から2年がたちました。


あらためて、震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。




昨日はヒドイ天気でしたね 



20130311tah06.jpg



「いよいよ町田にも黄砂か?」と驚きましたが、「煙霧」という土埃による自然現象だそうですね~



「黄砂」でないにせよ、あれだけの土埃と強風ですから、花粉症の症状が悪化したうえに、どうも昨夜から咳と喉の痛みに悩まされております 



さて・・・というわけで、本日は呼吸器疾患の話題であります。



まず、こちら。1年ほど前に撮影した、あるネコちゃんの胸のレントゲン写真。


20130311tah01.jpg



特に問題ありません。



続いて、昨年の12月中ごろに撮影した同じネコちゃんのレントゲン。苦しそうに咳をしているということで来院されました。

20130311tah02.jpg



上の写真と比べると、左側の肺がモヤモヤと白っぽくなっています。(ネコちゃんにとっては右肺)



「喘息」を疑う所見です。




「喘息」というと、人間ではおなじみの呼吸器疾患ですが、実は人間以外の動物では非常に稀な病態です。



今のところ、人間以外で「喘息」という病気の特徴に当てはまるのは、ネコちゃんの「喘息」だけだそうです。



ネコちゃんの「喘息」では、人間同様に、何らかのアレルギー物質を吸引することで、気管支にアレルギー性の炎症が発症、それによって、咳や呼吸困難などの症状が見られるようになります。



人間ではハウスダスト(ダニ類)が、喘息の最も重要なアレルゲンになっているそうですが、ネコちゃんでは今のところどういったものがアレルゲンになっているかは、ハッキリと解っていないようです。




これを治療するには、気管支拡張薬やステロイド剤(アレルギー性の炎症を抑える)の飲み薬を使用するのが一般的です。



本来ならば、人間のように吸引式の薬剤を使用出来ればよいのですが、ネコちゃん相手では吸引式の機材は思ったようには使用できません。



このネコちゃんも、飲み薬で治療を開始。2週間ほどでずいぶんと咳もおさまって、調子がよくなっていたようなのですが・・・



続く・・・