町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
発作性疾患 2
2013年03月02日 (土) | 編集 |
さて、前回の続きであります。



「発作(脳の)」≠「てんかん」って書きましたが、ちょっと書き方に問題ありですね 




正しくは、


「てんかん発作を起こす=脳の病気」とは限らない



という書き方の方がよかったと思います。ちょっと、訂正させていただきますね。




さて、訂正させていただいたところで本題。




「発作」というと、脳に問題があるのでは?



と思いがちですが、実は脳が正常でも発作を起こすことがあるのです。




低血糖や、腎不全、電解質異常、肝臓病などなど。




たとえば、腎不全。




腎不全になると、体内の老廃物を尿へと排泄する機能が低下します。
結果、体内に老廃物が蓄積し、それが脳に影響を及ぼして発作を起こすことがあります。




また、先天的な肝臓血管の奇形で門脈体循環シャントという病気があるのですが、この病気では、肝臓での解毒機能が正常に働かないために、脳に影響が出て発作を起こすことがあります。




このような、脳以外の原因で起こる発作は、「非てんかん性発作」として、いわゆる「てんかん発作」とは区別されるのです。




「発作をおこした」という症例を診察するときには、まず「脳以外に病気がないか?」をきちんと確認しないと、まったく間違った治療をおこなうことがあるので重要なポイントになります。





さて、身体検査や血液検査で「脳以外の異常がない」ことを確認したら、いよいよ「てんかん発作」の原因探しです。





またまた続きます。