町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
ブサイク顔
2009年04月11日 (土) | 編集 |
2009/04/11

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今回もテレビネタです。
先日、あるバラエティ番組で「ブサイク顔コンテスト」(わんちゃんの)のような企画をやっていました。

しわくちゃ顔のパグや、白目をむいて寝ている小型犬、舌がでっぱなしのチワワなどなど・・・

番組の趣旨としてはブサイク・カワイイということでゲストも観客も大盛り上がり。
決して悪意のある内容ではないのですが・・・

それを見ながら少し複雑な気持ちになりました。

パグ
Photo by (c)Copro

彼らの独特の顔つき、体型などは人為的な交配の結果得られたものです。
人間からすれば、仕事の役に立つ・愛玩犬としてかわいいなどのメリットがあるわけですが、動物自身にとっては苦痛を伴うこともあります。

たとえば、パグのしわくちゃの顔。
しわとしわの間は常に擦れあったり、汚れがたまったりで皮膚炎が慢性化してしまいます。
また、鼻の穴がつぶれているので、常に息苦しい状態で生活しなければなりません。
ためしに、自分の鼻を軽くつまんで鼻の穴をせまくしてみてください。
どれだけ息苦しいものかわかっていただけると思います。

また、チワワなどの小型犬で、目玉がぎょろぎょろ大きな子がいると思います。
あの子たちは、骨格は小さくなっても脳や目玉がそこまで小さくなるわけではないので、あのような顔つきになります。
そのため、脳の異常を伴うことも多く、また大きな目玉のせいでまぶたをしっかりと閉じることができず、目の病気になってしまうこともあります。

特徴的な見た目のわんちゃん(ねこちゃんでも)の多くが、もとはといえば一種の奇形であり、それを人間の都合で遺伝的に固定してきたところがあります。

当然、犬もしくは猫という本来の動物種からすれば異常であり、その異常からくるさまざまな弊害を内に秘めているのです。

ブサイクカワイイだけでは片づけられない問題です。