町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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消化管内異物 
2013年02月07日 (木) | 編集 |
昨年、こんな症例をブログでご紹介しましたが・・・



丁度、その症例と1週間ほどの時差で、同じように消化管内異物で手術をしたネコちゃんがいました。



こちらも、やはり生後6カ月に満たない子猫ちゃん。



数日間吐き気が続き、食欲が全くないということで来院されました。



お腹を触診すると、やはり胃から小腸にかけて、何らかの異物と思われる手ごたえが・・・




早速、レントゲンで造影検査をおこなうと、



20130207tah04.jpg



胃を出てすぐのところ、十二指腸のところが、アコーディオン状に筋がはいったように写っています。




アコーディオンサインと呼ぶ所見です。見たまんまですね。





これは、紐状異物を強く疑う所見です。




紐状・糸状の異物の場合、飲み込んだ異物の一部が胃の出口に引っかかったまま、反対側の先端が腸の先に進んでしまうと、このように腸が手繰り寄せられた状態になってしまいます。




20121217tah02.jpg



丁度、長袖の袖をまくったような感じですね。



このように手繰り寄せられた部分は、血行が悪くなり、最悪、腸を切除しなければならないほどのダメージを受けてしまうこともあります。




20130207tah01.jpg
手術中の様子



腸が手繰り寄せられている様子がよくわかります。



特に、左側部分は、赤黒く変色し、腫れぼったくなっています。



この部分は「腸重積」をおこしていました。手繰り寄せられた腸が、さらに奥に奥に入り込み、腸の中に腸がめり込んでしまった状態です。




20130207tah02.jpg



紐に絡まった腸を傷つけないように、慎重に引き抜きます。




20130207tah03.jpg




40cmはあろうかという、細めのロープ。




飼い主様にお見せしても、まったく心当たりがないようでした。



いったい、どこでどうやってこんなものを丸のみしたものやら・・・



この手の手術をおこなうたびに、これだけの長さのものを、よく噛み切らずに飲み込めるもんだと感心いたします・・・




・・・が、命にかかわることですから、皆様も良くご注意くださいね!