町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
尿石症 2
2013年01月07日 (月) | 編集 |
ゴールデンレトリバーの尿石症の続きです。




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尿道閉塞を防ぐためには、手術で膀胱内の尿石を取り除かなければなりませんが、症例は12歳11カ月と極めて高齢のゴールデンレトリバーです。



一般的なゴールデンレトリバーの平均寿命よりも高齢なため、手術のリスクは決して低くなく、手術そのものが成功したとしても、術中・術後に亡くなってしまう可能性もあります。



「手術をしない」という選択肢もあります。




ただ、その場合は尿道にカテーテル(管)を留置したまま生活しなければならず、長期的には膀胱の感染症などの危険性がございますし、「毎日のカテーテル管理を飼い主様ご自身がおこなわなければならない」という問題があります。



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手術の危険性は? 自宅でのカテーテル管理が可能か? 




そういったことを、入念に飼い主様とご相談させていただきました。




その結果、飼い主様のご家庭の状況では、長期のカテーテル管理が非常に困難であるため、危険を伴うとしても、手術での治療を選択することになりました。




幸い、症例は高齢ではあるものの、食欲・元気の状態が良く、よっぽどのことがなければ手術に十分耐えうるだけの体力があるように見受けられました。



事前の血液検査・心電図等の検査でも大きな問題は見受けられませんでした。



唯一の不安材料としては、実はこのワンちゃんが脾臓と口腔内に悪性を疑う腫瘍を患っていたことです。



ただ、これらの腫瘍に関しては、今回の手術に対して直接の悪影響はないと判断しました。
(今回の治療では、ワンちゃんの生活を直接脅かす尿道閉塞の治療のみに専念し、腫瘍疾患については積極的な治療をおこないませんでした)




いくつかの不安材料を抱えつつも、万全の準備をおこない、手術に臨むこととなりました・・・



つづく・・・