町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
歯周病治療 Kちゃんのケース
2012年12月08日 (土) | 編集 |
こちらは先日歯周病治療をしたワンちゃんであります。





20121208tah01.jpg




前歯周辺の歯肉が、歯周病のために深くえぐれたようになっています。




この前歯、歯の根っこ自体はまだしっかりしているのですが、歯茎が下がってしまったために、両隣の歯や、歯茎との間に隙間が大きくできてしまっています。




このままですと、この隙間に食べカスなどの汚れがどんどん入り込んで、歯周病がさらに悪化。両隣の歯をまきこんで歯周病が進行していってしまいます。





これ以上の悪化を防ぐために、歯周病の進行が一番ひどい歯(○で囲った中心部分)を抜歯することにいたします。





20121208tah02.jpg




抜歯して、歯茎を縫い合わせた状態。




こうすることで、汚れがたまりにくくなり、歯磨きもしやすくなります。




獣医療の中で、歯科治療の重要性が認識され始めたのは、この10数年のことであります。




それまでは、歯が歯石で汚れていても、歯周病でグラグラになっていても、「年だからね・・・」ですまされていたことがほとんど。




そのため、人間の歯科治療に比べれば、まだまだ初歩的な段階にとどまっている分野であります。





今後は、歯周病の予防、飼い主様への啓蒙も含めて、もっともっと力を入れなければいけない分野でもあります。