町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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ニキビダニ
2012年11月12日 (月) | 編集 |
今までにも何度かご紹介したことがあるのですが・・・




20121112tah01.jpg




ニキビダニ(毛包虫)であります。





名前の通り、哺乳類の毛穴に住みつくダニの一種で、人間を含めてほとんどすべての哺乳類の皮膚に、その種族特有のニキビダニが寄生していると考えられております。





生後間もない時期に、母親との接触で感染すると考えられており、通常は無害。
(各種族固有のニキビダニが感染するため、人から動物へ、動物から人へ感染することはありません)




仔犬の時期に、一時的に増殖し皮膚炎をおこす場合もありますが、ほとんどが自然治癒し、問題になることは少ない寄生虫です。





・・・が・・・




極まれに、このニキビダニが異常増殖し、全身に激しい皮膚症状をおこす場合があります。




老犬や、何らかの内臓疾患(肝臓病や腫瘍など)を患っており、体の免疫力が低下したようなワンちゃんでこのような症状がみられることがあります。




全身の皮膚が黒く変色し、ガサガサとしたカサブタが大量に発生したりします。同時に細菌感染も起こし、激しい痒みを伴うこともあります。




この場合、そもそもベースになる病気があり、それによって免疫力が落ちることで、ニキビダニが異常増殖し皮膚炎が発生します。そのため、ニキビダニの駆除だけではなく、全身の精密検査をおこない、原因となった病気を診断・治療する必要があります。





今回、ニキビダニが検出されたワンちゃんは、元気も食欲も問題なく、皮膚炎も一部の皮膚に限定した症状のため、駆虫薬を投与して経過観察をしていますが・・・





これで回復が思わしくない場合は、精密検査をおこない、何か身体検査だけでは解らないような病気が隠れていないか詳しく調べる必要があります。