町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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夜鳴きがヒドイ
2012年11月03日 (土) | 編集 |
こちら、あるネコちゃんの血液検査の結果です。




20121103tah01.jpg



T4という項目。正常値の4倍とかなり高い値を示しています。




T4というのは、甲状腺から分泌されるホルモンで、甲状腺機能を調べるときに計測する数値であります。




こちらのネコちゃんは、現在18歳の高齢ネコちゃんで、夜鳴きがヒドイということでご来院いただきました。





「夜鳴き」の原因は、しつけの問題、認知症などいくつか考えられますが、老ネコちゃんの場合は「甲状腺機能亢進症」が原因になることが多いようです。






「甲状腺機能亢進症」は、体中の代謝や自律神経の働きに係わる「甲状腺ホルモン」のバランスが崩れ、通常よりも多くホルモンが分泌される病気です。





「甲状腺ホルモン」は体の「活動性」に係わるホルモンなので、これが多量に分泌されることで、「興奮しやすくなる」、「食欲が増す」、「食べてるのに痩せていく」、「活動性が増す(特に夜間)」といった症状がみられるのです。





「甲状腺機能亢進症」では、基本的には「元気で食欲がある」ように見えるので、飼い主様からすると病気として認識しにくいのですが・・・





過剰に分泌されるホルモンは心臓機能などにも悪影響を与えますので、なるべく早く診断し、治療をおこなうことが大切です。





治療には甲状腺ホルモンの分泌を抑えるお薬を使用します。





8歳以上の老ネコちゃんに比較的多い疾患で、定期的な健康診断、血液検査を受けていただいていれば、それほど発見・治療の難しい病気ではありません。