町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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血圧測定
2012年08月21日 (火) | 編集 |
こちら、最近導入した医療機器。





20120821tah.jpg






小動物専用の血圧計です。







人医療では日常的におこなわれる血圧測定ですが、動物医療の現場ではあまり一般的ではありません。





一つには、動物の場合、どうしても病院内で緊張してしまったり、興奮してしまうことで測定値の信頼性が落ちてしまうこと。






また、動物の場合、測定中に動いてしまうことも問題になります。一般的な血圧計は、振動などが測定誤差につながりますので、なるべく安静な状態で測定しなければなりません。





かといって、ギュ~ッと押さえつけてしまうと、緊張や興奮、恐怖感でますます血圧の測定値の信頼性が落ちてしまいます。





で、もっと大きな問題が、体毛です。





毛が長い子で血圧測定をすると、それこそ厚手のトレーナーを着たまま血圧測定するようなものですから、これも測定値の信頼性が落ちる原因になります。





さらに、毛のせいで血圧計のカフ(腕に巻く部分)が滑ってずれてしまうことも、測定の難しさにつながります。





かといって、血圧測定のたびに毛を刈るわけにもいきませんしねぇ・・・






まあ、そういった測定値が安定しない、測定値の信頼性が低いということに加えて、動物専用の血圧計はとにかく高価!





人間用の安いものなら10~20台くらい買えてしまうような金額。





測定値の信頼性が低いのに、それだけの金額を出すってのはなかなか経営者としては悩ましいところ・・・






そういった諸々の悪条件がありまして、動物医療では血圧測定が一般的にはならないのであります。





ただ、血圧の値というのは、循環器疾患(心臓病)、腎臓疾患などの診察には欠かせない、非常に重要な項目になってきますので、獣医師としては、できる限り測定したい(できれば信頼性のおける機械で)項目であります。







私としても、以前から、なるべく早く測定値に信頼(少しでも!)のおける機種が出ないものかと待っていたのですが・・・






6月に参加した学会で、いろいろとメーカーの説明・デモを聞いたうえで、今回新発売されたばかりの機種を導入いたしました。






まあ、1か月ほど使用した感想としては・・・





やっぱり、動物相手の血圧測定は大変です・・・





最後に、ちょっと面白い事実・・・





ネコちゃんの血圧測定では、「しっぽ」で測定するのが今のところ一番安定して測定できるようです。





「しっぽ」で血圧測定って、意外じゃないですか??