町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
指より細い・・・
2012年07月31日 (火) | 編集 |
こちら、生後7か月のトイプードル系ミックス犬のレントゲン写真。






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椅子から飛び降りて骨折。。。




最近の超小型犬・小型犬に多いパターンの骨折です。




写真を見てわかるように、トイプードルやチワワ、ポメラニアンなどの超小型犬の前脚の骨は非常に華奢であります。




「抱っこしていたら飛び降りた」「ソファーから飛び降りた」「御飯を催促して飛び跳ねていた」




そんな、ごく当たり前の日常的な動作でも、ご覧のようにポッキリと折れてしまうことがあります。





小型犬の前脚の骨は、非常に折れやすいうえに、周辺に十分な筋肉組織がない為、回復も悪いのが特徴。




この部位の骨折を治療するには、金属製のプレートとネジで固定する方法や、ピンを骨の内部に差し込んで固定する方法などが一般的ですが・・・



ご覧のように、細い骨ですので、プレートのサイズやネジの太さ、ピンの太さなど、適切なものを選択する必要があります。




下手な手術をすると、癒合不全といって、骨がきちんとくっつかない状態になってしまい、何度も再手術を繰り返すハメになることもあります。




手術法が悪かったために、一生、骨折が治らないままになってしまった悲惨な症例もあると聞きます。




様々なプレートやネジ、ピンの在庫が必要なことと、適切な手術法を選択、実施するための設備・経験が重要になりますので、当院では大学病院等の専門医をご紹介することにしています。




写真のワンちゃんも、川崎にある日本動物高度医療センターに依頼し、手術をおこないました。






そんなこんなで、4月末に手術し、骨にピンを挿入。




6月末にはピンを除去する手術をおこない、7月には、傷口の抜糸、めでたく完治!




・・・・・・・・だったのですが、抜糸の1週間後には・・・





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なんと、再骨折。前回とほぼ同じ位置です。よく見ると、折れた断面の形が少し違います。




今度は、抱っこしていたワンちゃんを下ろそうとしたところ、膝くらいの高さからワンちゃんが先走って飛び降りたとのこと。




本当に、たったそれだけのことで再骨折です。





当然のことですが、飼い主様も大変ショックを受けられており、私としてもなんともやるせない気持ちです。





日本では、テレビCMをきっかけとしたチワワブーム以来、チワワやトイプードルなどの超小型犬の飼育頭数が非常に増えています。



それと同時に、このワンちゃんのように、日常の何でもない動作での骨折という症例が非常に増えています。




小さく、華奢な小型犬の姿はかわいらしいものですが、その裏で、こんな超小型犬ならではの問題があることも、皆様にご存知いただきたいものです。