町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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消化管腫瘍の疑い
2012年04月23日 (月) | 編集 |
ここ数日食欲がいまいち・・・





というこで来院されたネコちゃん。




すでに、18歳という高齢ですので、どんな病気があっても不思議ではないのですが・・・




身体検査でお腹の中央部に妙なしこりが・・・




超音波で確認してみると・・・



20120423tah.jpg



この画像は、どちらも腸の断面図。ちょうど、ちくわの穴を覗き込んでいるような形で写っています。



右側の画面が正常な腸の断面図。



それに比べると左が明らかに大きくなっているのがわかります。




腸壁が正常の倍くらいにまで肥大し、正常な壁構造も失われています。




消化管腫瘍を強く疑う所見であります。



超音波検査だけでは診断はつきませんので、超音波の映像を見ながら、この肥大した腸壁に針を挿入、内部の細胞を採取します。



採取した細胞を検査所に送って診断いたします。



ただ、これで確実に診断がつくわけではありません。




超音波の画像で見ると結構大きく見えますが、肥大しているとはいえ、腸壁の厚みは4~5mm程度。



それを、超音波の画像を頼りに、皮膚の上から針を刺して細胞を採取しようとするため、確実に細胞がとれるとは限りませんし、とった細胞の中に有用な情報が含まれていないこともあります。



なんせ、今回の症例も、暴れたりはしないのですが、検査中にずーっと鳴いてしまうため、鳴く度にお腹が大きく動いてしまうために、なかなか上手く細胞が採取できませんでした。



こういったとき、人間相手なら「息止めてくださーい」なんて言えて楽なんでしょうけどね~