町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
春になると・・・
2012年04月17日 (火) | 編集 |
桜が咲いて、日に日にあったかくなってくると・・・






こういったことになります。






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とある学校の体育館を取り壊したところ、解体跡から保護されたということです。




学校の先生方が一時的に保護されたのですが、縁あって私のところで二晩ほどお預かりいたしました。




当院に来た時には、低体温と脱水症状でちょっと危険な状態。




お話を聞くと、来院するまで数日間ミルクを与えていたものの、学校で保護していたため、夜から朝までの12~15時間はミルクを与えられない時間があったとのこと。




これは生後2週間程度の仔ネコちゃんにとっては過酷な状況です。




最低でも、日中は4~6時間ごと、夜間でも6~8時間ごとにはミルクを与える必要があります。




さらに、与えていたミルクというのが「ネコ用の牛乳」だったということです。




ペットショップなどで見かける、「イヌの牛乳」「ネコの牛乳」というのは、まさしく牛乳を加工した商品です。




ワンちゃん、ネコちゃんは、牛乳に含まれる乳糖をうまく消化することができず、下痢をしてしまうことがあります。




「ペット用の牛乳」として販売されているものは、この乳糖を分解する酵素などを添加することで、ワンちゃん・ネコちゃんに与えても下痢をしにくいという商品であります。



したがって、含有する栄養素は「牛乳」と同等ですので、授乳期の子ネコを育てるのには不適切なのであります。




子ネコ・子犬には、ちゃんと専用の粉ミルクがあるので、そういったものを与えなければなりません。





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もう退院して当院にはいないのですが、元気にミルクを飲んでくれているとよいのですが・・・