町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
  • 06«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »08
椎間板ヘルニア 保存的療法②
2012年02月02日 (木) | 編集 |
さて、つづきです。


前回、ダックスでは「椎間板ヘルニア」が重症化しやすいということをお話ししましたが・・・



2012年01月31日11時41分38秒



それは、ダックスのような胴長短足の犬種は、「軟骨異栄養性犬種」だからです。


そもそも、「軟骨異栄養症」という疾患がございます。

これは、胎子期に発生する発育障害。

本来、手足の骨が成長するには、骨の両端の部分の軟骨が徐々に骨化しながら成長していきます。

「軟骨異栄養症」のワンちゃんでは、この骨端部分での軟骨の骨化が正常に起こらないため、手足の骨の成長が止まってしまうのです。

この「軟骨異栄養症」をわざと遺伝させてつくりだされたのがダックスフンドやシーズーなどの胴長短足犬種であり、それらの犬種を「軟骨異栄養性犬種」と呼ぶのです。


dog0165-039_m.jpg



つまり、ダックスフンドの短い手足は、ダックスとしては正常ですが、「犬」という種属の正常な体型からすると、立派な遺伝病なのです。


このように、ダックスフンドは遺伝的に軟骨の成長異常があり、それは椎間板(軟骨の一種)にも異常が生じやすいということでもあるのです。


そのため「椎間板ヘルニア」をおこしやすく、なおかつ重症化しやすいのです。


つづく・・・