町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
  • 09«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »11
フィラリア発見
2012年01月23日 (月) | 編集 |
ある保護犬ちゃんの血液の画像



20120123.jpg


もぞもぞとうごめく糸状の寄生虫たち・・・(動きが激しくて写真ではブレまくりです)



フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)です。


ワンちゃんを飼ってらっしゃる方でしたら、御存知の方がほとんどだと思いますが・・・



20120109(3).jpg
心臓に寄生したフィラリアの成虫。(ファイザー製薬パンフレットより)



心臓の中に住み着く寄生虫です。


心臓内の、主に肺動脈と言われる部分に寄生する寄生虫で、心臓病を引き起こします。


この寄生虫が出産した幼虫(ミクロフィラリア)は血液中に流れ出し、この血液を吸血した蚊を介して、他のワンちゃんに感染が広がります。


はじめの写真は、血液中のミクロフィラリアの様子。



20120109_20120123101506.jpg


この写真は、心臓の超音波画像。


まるで囲んだ部分が肺動脈で、その中に白いラインが二本見えます。


これがフィラリア成虫。


超音波では成虫の断面図が見えるため、このように二本のラインが見えてきます。


都市部では、すっかり見かけることの少なくなったフィラリア。


これは、フィラリアがいなくなったわけではなく、皆さんがしっかりと予防をされているからです。


今回の症例のような保護犬や、飼い犬でも予防をされていないワンちゃんでは、まだまだ感染が発生しています。


心臓内に寄生したフィラリアを駆除するには、首の静脈から特殊な器具を心臓内部まで挿入してフィラリアをつかみだす方法や、薬物での駆除を検討します。


どちらもなかなか大変な治療になりますので、フィラリアに関してはまず予防が大切。