町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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タオルの齧りすぎ? 重度の歯周炎 ①
2011年12月16日 (金) | 編集 |
先日、歯周病治療をおこなったワンちゃん。



特に、下の前歯の症状が重度。



20111216.jpg


1~3まで番号をふっているのが、下あごの切歯(前歯)。


3番目の異常は明らかですね。


歯周炎で、歯茎が壊死してしまい、根っこが半分くらい見えてしまっています。

黄色のラインが本来の歯茎の位置。


さらに、その影響で犬歯もかなり危ない状態。


1番、2番は写真では解りませんが、根っこが痛んでグラグラの状態です。


ここまで歯根が痛んでしまうと、抜いてしまうしかない状態。


これを放置してしまうと、犬歯がさらにダメージを受けてしまい、この犬歯まで抜かなければならなくなります。


今ならまだ犬歯を生かすことができそうということで、急いで歯周病の治療をおこなうことになりました。


20111216 (2)


前歯を抜いた状態。歯石もクリーニングしているので、一枚目の写真と比べると歯がピカピカです。


歯周炎で歯茎の肉がかなり痛んでおり、一部は壊死してしまっていたため、このままでは縫い閉じることができない状態。


そこで、一度、歯茎の肉を切り開いて、整形してから縫い合わせる手法をとります。


20111216 (3)


歯茎を切開し、下にペロンとめくった状態。


写真では見えませんが、私の左の親指でめくった歯茎を押さえている状態。


銀色の器具で押さえているあたりに、角ばった白いものが見えていますが、これは下あごの骨の一部。


ここに前歯がはえていたわけです。


良くみると、犬歯との間にぽっかりと隙間があいています。



ここには、本来なら3番の前歯(最初の写真を参照)を支えるための骨があったはず。


それが、重度の歯周病で骨まで溶けてしまった状態なのです。



つづく・・・