町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
  • 09«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »11
重度歯槽膿漏
2011年12月06日 (火) | 編集 |
先日、歯周病治療をおこなったワンちゃんの歯の状況・・・




20111206.jpg



前歯が歯槽膿漏でガタガタです。


11歳の柴系MIX犬の男の子。


今年の9月に狂犬病ワクチン接種のために、初めて当院にいらっしゃった際に見つけました。


こんな状態でも、本人は痛みを訴えることもできず、飼い主様は気づいていらっしゃいませんでした。


いままでも何度もお話ししてきましたが、ここまでの歯周病になって痛くないわけがありません。


ワンちゃんの中には、痛みからご飯を食べなくなったりすることで、飼い主様が気がつくこともあります。


ですが、今回のワンちゃんのように、黙って痛みに耐えていることもあり、その場合は余計に飼い主様の発見が遅れてしまいます。


特に、このワンちゃんはもともと飼い主様が前足に触れたりしただけでも「ウーッ」と唸るようなことがあり、飼い主様もお口の悪臭には気づいていたものの、そこまで観察することができなかったということもあります。


それは仕方が無いにしても、私が「なんでだろう?」と不思議に思ってならないのが、このワンちゃん、今年の9月に当院にいらっしゃるまでの11年間、どちらか別の獣医さんに診ていただいていたようだけど・・・・・






・・・・・・・ま、それは置いといて、



20111206 (2)



特に今回の治療で大変なのが、この左上の犬歯の部分。



重度の歯槽膿漏で、犬歯周辺の歯茎の肉が壊死しています。


そこに、大量の食べかすや本人の毛(毛づくろいした時に挟まったもの)が詰まっています。


この写真では見えませんが、壊死したのは歯茎だけではなく、犬歯周辺の上顎の骨も壊死して溶けてしまっています。


つまり、むき出しになった上顎の骨の周辺に、ヘドロのようになった腐った食べかすが詰まっている状態。



これがいかにひどい状態か、自分自身のお口で想像してみてください・・・



こんな状態でも、ワンちゃんは誰かが気づいてくれない限り、耐え忍ぶしかないのです。



もっとも、気づいても治療してもらえないこともあるわけですが・・・




このワンちゃんはもちろん治療をおこなうことになりました。


つづく・・・