町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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産後の低カルシウム血症 ②
2011年12月03日 (土) | 編集 |
さて、出産後の低カルシウム血症の続きですが・・・



出産後の過剰な授乳に、体内のカルシウム供給が追い付かずに発症する低カルシウム血症。



カルシウムは、神経の伝達機能に重要な関わりを持っていますので、カルシウムが急激に不足すると、痙攣発作などの神経症状が発現します。



治療は、当然、不足したカルシウムを補うこと。


すぐに点滴を静脈につなぎ、カルシウム剤を投与します。


ただし、過剰なカルシウムの投与は、心機能にも悪影響を及ぼしますので心電図などで監視しながら投与します。



20111203 (2)



手足につながっているコードが心電図のコード。



通常は、カルシウムの濃度が上がればすぐに症状は改善します。



ただ、根本的な問題は、母体がミルクの需要を賄いきれないことです。


そのため、低カルシウム血症になってしまった場合は、人工哺乳に切り替え、授乳による栄養的な負荷を軽減する必要があります。


20111203 (3)



よっぽど症状がひどい場合は100%人工哺乳の方が安全ですが、様子を見ながら母乳も与えます。


20111128.jpg


すごい飲みっぷりです。



お母さんの事を考えると、もうちょっと遠慮して飲んだもらいたいものです・・・