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肺動脈弁狭窄症(先天性心疾患)
2011年10月25日 (火) | 編集 |
ワンちゃんの先天性心疾患でもっとも一般的な心奇形の一つ。



肺動脈弁狭窄症です。




心臓から肺へ血液を送るための「肺動脈弁」に生まれつき奇形があり、「肺動脈弁」が狭窄した状態。




20111025心臓



赤で囲んだ肺動脈弁の部分で狭窄することが一般的です。



20111025肺動脈



狭窄が起きると、肺への血流に障害がでるために、呼吸障害や突然死などさまざな問題が引き起こされます。



ごく軽度の狭窄であれば、無治療で一生問題なく過ごせますが、狭窄が重度の場合は命にかかわるため外科手術で狭窄を改善する必要があります。



狭窄があると特徴的な心雑音が発生しますので、比較的発見しやすい心奇形です。


診断を確定するには、超音波検査で肺動脈の狭窄の確認と、肺動脈での血流の状態をチェック。


20111025.jpg



正常な状態だと、肺動脈を流れる血流はまとまった青い色であらわされます。
正常で、スムーズな血液の流れは、このように青一色もしくは赤一色であらわされます。



これが、「肺動脈弁狭窄症」の場合・・・



20111025PS.jpg


肺動脈内の血流が、青以外に赤や黄色、緑といった様々な色合いであらわされます。



これは、狭窄があるために、血液の流れが乱流をおこしている状態を表します。



このように、肺動脈での狭窄と、乱流が見つかったら、今度はその重症度を調べます。



つづく・・・