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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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スギ花粉と皮膚症状
2009年03月09日 (月) | 編集 |
2009/03/09

今日は花粉が多いような気がします。

私は大学生のころから花粉症を患っています。
それほど症状はひどくないのですが、花粉の飛散量の多い年・多い日には鼻づまりや鼻水に悩まされます。

日本では1980年以降、スギ花粉による花粉症が社会問題化してきたそうで、2000年?2003年と2005年は特にスギ花粉の飛散量が多い年であったそうです。

私が大学に入学したのが1996年で、その頃から春先になると少し鼻詰まりするのが気になっていました。
本格的に症状が出始め、自分でも「これは花粉症だ」と認めざるを得なくなったのがちょうど2000年頃でした。
とくに獣医師国家試験を受験した2002年はひどい症状に悩まされ、試験会場でもティッシュが手放せませんでした。

ところで、スギ花粉が影響するのは人の花粉症だけではありません。

ワンちゃんの皮膚炎にも大きく影響します。

皮膚炎 1

当院にも何件か皮膚病のワンちゃんが来院されていますが、2月半ばから皮膚症状が悪化した症例が多いようです。
スギ花粉の飛散開始と一致しています。

ワンちゃんの皮膚に付着した花粉などの刺激物質は、防御能力の低下した皮膚を刺激し、発赤・かゆみなどの皮膚症状を引き起こします。

したがって、皮膚が弱い体質のワンちゃんでは、散歩中に洋服を着せて花粉の付着を防いだり、散歩後に体をふいて付着した花粉を落とすことが重要です。

また、皮膚炎症状は花粉だけでなく、古くなった皮脂やホコリ・汚れなどの刺激も重要な要因になります。

定期的なシャンプーで、皮膚の汚れを除去することも皮膚炎の鎮静化に役立ちます。

デュクソシャンプー
当院おすすめのシャンプー。
保湿性が高いため、アトピー性皮膚炎で皮膚が乾燥しがちなワンちゃんに最適。

このとき重要なのは、肌の状況に合わせたシャンプー選びです。

すこし皮膚が敏感(弱い)で、発赤やかゆみが出やすいワンちゃんは肌が乾燥していることが多いようです。
こういったワンちゃんは週に1?2回程度、保湿性の高いシャンプーを使用します。

皮膚炎症状が重く、脂漏症(しろうしょう)とよばれる皮膚が皮脂でべとべとの状態になるワンちゃんでは、もっと頻繁なシャンプーが必要になります。

皮膚炎

皮膚に蓄積した皮脂は細菌の繁殖につながるため、殺菌性のあるシャンプーで毎日?1日おきにシャンプーする必要があります。
脱脂作用があるシャンプーを選択することも重要になります。

場合によっては空気清浄機の使用も検討します。

空気清浄機

当院では、動物臭対策のため空気清浄機を導入していますが、花粉やハウスダスト(家庭のホコリ・チリダニなどのアレルギー物質)対策にも力を発揮します。

私の花粉症も院内にいるとやわらいでいるようです。

ただ、空気清浄機で重要なのはしっかりとしたメンテナンスができるかどうか。
せっかくの空気清浄機もフィルターのメンテナンスを怠れば宝の持ち腐れです。

スギ花粉の終息まであと1か月・・・
はやくこの憂鬱な季節が過ぎ去ってほしいものです。

町田市 谷口動物病院 犬猫専門