町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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帝王切開 ③
2011年10月15日 (土) | 編集 |
さて、摘出した仔ネコちゃん。



麻酔の影響と、難産の影響とで呼吸が開始しない状態。



20111013 (7)


当然、このままでは死んでしまいますので、急いで蘇生処置をおこない、呼吸を安定化させなければなりません。




この時点で、私はまだ手術中ですから手が離せません。



胎児の蘇生は看護師の仕事になります。



といって、特別なことをやるわけではなくて・・・



産湯につけて体を綺麗にした後は・・・


ひたすら親猫がやるように体を拭いてあげたり、呼吸を促すように軽く叩いて刺激したり、鼻に息を吹きかけたり・・・


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当然、体が冷えないように保温することも大切。



よっぽどのことが無ければ、これで呼吸が開始し、安定化してくれます。



状況によっては呼吸を刺激するお薬を使用したり、酸素吸入をおこなうこともありますが、今回は多少時間がかかったものの、無事に呼吸の安定化に成功。


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手術が終わってまだぼんやりしている母猫のおっぱいに連れていくと、上手くミルクも飲み始めて一安心です。


帝王切開の場合、母体・子猫ともに状態が安定していれば、基本的にはその日中にお家にお返しいたします。


そうしないと、病院内では母猫が環境の変化によるストレスで、子猫の授乳を上手くおこなえない可能性があります。


そのまま育児放棄になってしまっては大変ですので、可能な限りリラックスできる自宅で過ごしてもらうほうが良いと考えられます。