町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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帝王切開 ①
2011年10月13日 (木) | 編集 |
今日は予約も少なく、手術や検査の予定も入っていなかったので、のんびりとした一日かな~と思いきや・・・




20111013.jpg



妊娠中のネコちゃん。



一昨日の夜に破水と思われる液体分泌があったものの、まったく生まれる様子が無く、さらには出血まではじまったとのこと。


母猫自体は元気も食欲も十分だが、陣痛が来ている様子もなく、まったく生まれる気配がない様子。




これはちょっとまずい状態。




すぐさま超音波で胎児の状態確認。



20111013 (3)




超音波で診る限り、いつ生まれてもおかしくないサイズ。



一昨日の破水が本当であれば、破水してから24時間以上経過というのはかなりまずい状態。



ネコの胎児は、元気な状態であれば心拍数が200~240程度。



心拍数が200を下回ってくると、かなり胎児の状態が悪いということになるのですが、それは大丈夫そう。



ただ、どうも母体内での胎児の動きがいまいち。心臓はそこそこ元気に動いていますが、全体として元気がないな~。





さらに気になるのが、超音波で見ていても、どうも1~2頭分の心臓しか確認できない状態。



通常、ネコちゃんのお産であれば4~5頭はいるものなのですが・・・



飼い主様が見ていないところで生まれたか?



そもそも、超音波検査は心臓の動きなどを評価するのには優れていますが、頭数を確認するのは向いていません。



それはレントゲンの役目。



ということで・・・レントゲン撮影。




20111013 (2)




うーん、一頭しかいませんね~。



これは、もともと一頭だったの?


飼い主様の知らないところで生まれていたのか??



押入れの隅とかで産んだものの、育児放棄でそのまま赤ちゃんたちは亡くなっているということも時々あることですから・・・


通常、当院では妊娠のご相談があった場合には、超音波での胎児チェックと、妊娠末期にレントゲン撮影で頭数確認をお勧めしています。



最低でも妊娠頭数は確認しておかないと、いざ出産の際に、全部で何頭生まれれば良いのかがわかりませんからね。


ただ、今回のネコちゃんは今日が初めての診察でしたので、母体と胎児についての情報が極めて乏しい。



そもそもネコちゃんの難産は珍しく、時間が多少かかっても無事に産まれてくることがほとんどです。



帝王切開するべきか、もう少し母猫に任せて良いものか悩みどころ。



ただ、陰部からの出血は明らかに危険な兆候ですから、今回は緊急での帝王切開を決断。



午前中の予約分の診療が終わった時点で、受付を終了。



それ以降の患者様はすべて午後に回っていただくことにし、緊急手術となりました。



つづく・・・