町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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動物愛護法改正についてのニュース
2011年10月08日 (土) | 編集 |
本日のYOMIURI ONLINEのニュースから・・・


「改正案は昨年8月から中央環境審議会の「動物愛護管理のあり方検討小委員会」で審議されている。最大の争点は、子犬や子猫を親から引き離す日数で、ペット業者は生後6週間、動物愛護団体は最低でも8週間と主張している。

 その根拠について、ペット業者は「子犬でなければ売れない」「8週間も持っていると餌代など費用がかかる」。愛護団体は「親から早く離すとかみ癖やほえ癖がつくなど問題行動を起こす」「8週間が国際基準」とし、対立している。」



重要な問題です。


動物の行動学的には、最低でも8週間~12週程度は親犬(親猫)や兄弟犬(兄弟ネコ)と過ごすことが、その子犬(子ネコ)が犬同士(猫同士)の社会性を身につけ、コミュニケーションのとり方を学ぶためには重要とされています。


この期間を、親犬(親猫)や兄弟犬(兄弟ネコ)と過ごし、兄弟同士で取っ組み合いのプロレスごっこや追いかけっこをする中で、身体能力だけではなく、お互いどのくらいの力加減で咬んだり、咬まれたりすると痛くないのか、それとも相手を傷つけてしまうのかという「咬みつきの抑制」を学びます。


人間もそうですよね。
3歳くらいから子供同士の遊びやケンカの中で、社交性を身につけていくわけです。


これが、ペット業者の方々の主張のように、生後6週間で親犬(親猫)・兄弟犬(兄弟ネコ)から引き離してしまうということは、社会性を身につける機会が減ってしまい、咬み癖などの問題行動をおこしやすくなると考えられています。


確かにペット業者側としては、餌代等のコストの問題は死活問題でしょう。


重要なのは、官民一体になって世間に広く、子犬(子ネコ)が社会性を身につけることの重要性を啓蒙し、親猫や親犬から引き離す時期が遅れることでのコスト増が「当然」であり「必要なこと」であることを広める必要があります。


そして、特に子犬が社会性をしっかりと身につけ、問題行動をおこす危険性が減るということは、「飼いきれないから・・・」といって捨てられていく犬たちも減っていくはず。



「商品を購入する立場」からすれば、「安く買える」ことは重要ですが、ペットは「商品」である以前に「生命」 。


「安いから飼う」は大間違い。


ペットを飼うということは、その場の支払いだけの問題ではありません。


その後、長生きすれば20年間の食事にかかる費用、医療費、しつけにかかる費用、トリミング等にかかる費用、必要であればペット保険の費用など十分に考えて、備えていただきたいのです。


そして、金銭面だけではなく、しつけなどの教育方針についても。


「家族の一員」と言うからには、我が子が生まれてくる時と同じように・・・


ペットショップで一目ぼれして購入することはあまりに簡単。


それに比べて、一つの命を20年見守り続けることがいかに責任が重いことなのか・・・


そういったことを、これからペットを飼おうと考えていらっしゃる方すべてに広めていくことが何より大切。


それができていれば、「子犬じゃないと売れない」とか「出荷を遅らすと餌代がかかる」とかという議論はしなくてすむと思うのですが・・・


というわけで・・・



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