町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
ウイルス性鼻気管炎
2011年10月04日 (火) | 編集 |
ネコのウィルス性鼻気管炎。



ヘルペスウィルスに感染することで発症する病気で、ノラ猫ちゃんに蔓延している病気です。



ペットショップで購入したようなネコちゃんで、きちんとワクチン接種をしていれば、普通は見られません。



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こんな風に、ノラ猫や、ノラ子ネコで鼻炎・結膜炎で眼ヤニぐじゅぐじゅ、鼻水ずるずるという状態をみかけたことはありませんか?


生後数週間で親猫から感染するわけですが、高熱と結膜炎・鼻炎をおこし、体力のない症例では死にいたることもあります。


似たような症状をおこすウィルスにカリシウィルスというものもあり、これもひっくるめてわかりやすく「ネコの風邪」と呼ぶことが多い疾患です。



このヘルペスウィルスですが、適切な治療をすれば、1~2週間程度で回復するのですが、やっかいなのが、このヘルペスウィルスは症状が治っても、ウィルスそのものは神経細胞に存在し続けるのです。


そうして、何かの拍子でまた症状が再発することを繰り返すのであります。



実は、このヘルペスウィルスは、人間の「水ぼうそう」や「口唇ヘルペス」とお仲間のウィルスです。


人間でも、これらのヘルペスウィルスに感染すると、症状が治った後も細胞内にウィルスの感染が持続します。


そして、体調を崩したような時に、ウィルスが再び活動を再開して、症状が再発するのです。


たとえば風邪をひいたときに、唇の周りに「熱の華」と呼ばれるものが出ますよね。あれは「口唇ヘルペス」の再発です。


または、「帯状疱疹」というのも、子どもころに感染した「水ぼうそう」のウィルスが大人になってから突如暴れ始めた状態。


ちなみに、ネコのヘルペスウィルスが人に感染することはないのでご安心を・・・



ところで、この子ネコ・・・




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元気はあります。



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まるで猛獣です。