町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
  • 05«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »07
ゾロ
2011年09月24日 (土) | 編集 |
「ゾロ」という言葉を耳にされたことはございますでしょうか?


私の場合は「ゾロ」と聞くと「怪傑ゾロ」を思い浮かべるわけですが・・・



「かいけつゾロリ」を思い浮かべるお子様もいらっしゃるかもしれませんね。



ですが、この場合の「ゾロ」は「ジェネリック医薬品」のことです。



新薬の開発には莫大な投資が必要になるため、製薬会社は新薬を開発すると、その成分や製法について特許を取得し、独占的に製造・販売することで資本の回収と、次なる新薬の開発に向けての投資をおこなうわけですが・・・




P1010075_20110924124053.jpg




その特許の切れたとたんに、後発医薬品(ジェネリック医薬品)がゾロゾロと発売される様子から、医療関係者の間ではジェネリック医薬品のことを「ゾロ」とか「ゾロ品」と呼ぶわけです。

あまりイメージの良い言葉ではない気がしますが・・・


ジェネリック医薬品は、他社が開発したお薬の情報を得て製造するため、開発コストが必要ないため、オリジナルのお薬よりも安く販売できるメリットがあります。


ただ、なんでもジェネリックが良いかというと、そうでもなくて・・・


お薬の成分が同じでも、製造方法の違いやお薬の形状によって実際の生体に対する作用に差が出るのではないか?


という考え方があるようです。


ですので、慎重な先生(獣医師)によってはジェネリック医薬品の使用を避けることもあります。


先日も、某大学病院の循環器科の先生とジェネリック薬品の使用について相談した際に、「心臓病の治療中の子は、ほんのちょっとのお薬の作用の違いでも、急激に悪化させてしまう危険が0ではないので、できる限りジェネリックは使いたくないな~」という回答でした。


そういったこともあって、私自身も深刻な病状に対して使用するお薬に関しては、なるべくオリジナルのお薬(=実績がある)を使用するようにし、そうでないものはなるべくジェネリック医薬品を取り入れて、治療にかかるコストを下げるように心掛けているのです。