町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
前立腺肥大
2011年07月25日 (月) | 編集 |
今日は前立腺肥大のお話し。


前立腺は膀胱の出口のすぐそばにある分泌腺で、精液の分泌に関わる男性特有の器官。


人間の男性でも加齢とともに発症することが知られていますね。


去勢手術をしていない中高齢のワンちゃんに多くみられます。


前立腺の内部には尿道が通っており、前立腺肥大をおこすと尿道が圧迫され排尿困難になります。


また、前立腺のすぐ上には直腸が通っているため、直腸が圧迫され便秘傾向になることもあります。



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診断には超音波検査機を使用します。


正常な前立腺は小型犬では2cm弱の大きさ。


写真の症例では長さが37mmと正常の倍近くになっています。この症例は前立腺の炎症も併発していたため、血尿と排尿困難を主訴に来院された症例です。


前立腺肥大の治療には、一番には去勢手術を選択します。生殖器の疾患ですので、男性ホルモンの関わりが非常に深く、去勢手術をおこなうことで肥大した前立腺は1カ月程度のうちに正常に戻ります。


去勢手術が受け入れられない場合はホルモン剤で治療しますが、再発を繰り返すため、基本的には去勢手術がすすめられます。


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こちらが去勢手術から1ヶ月後の超音波画像。


すっかり正常の大きさまでしぼんでいます。


おしっこにかかわる症状もすべて改善です。