町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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破歯細胞性吸収病巣
2011年07月04日 (月) | 編集 |
前回のブログで少しふれた、「破歯細胞性吸収病巣」。



ネコちゃんに発生する原因不明の歯の病気。


一見すると、人間の虫歯のような感じで、歯が溶けて無くなっていくのですが・・・


人間の虫歯は虫歯菌が産生する「酸」が歯の表面を溶かしていくのですが、ネコちゃんの「破歯細胞性吸収病巣」は、歯の表面に付着した「破歯細胞」と呼ばれる自分自身の細胞の作用によって歯が破壊・吸収されるのです。



20110624ks2.jpg


この写真、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、歯と歯茎の境目の部分の歯が溶けて無くなってしまっています。
この「破歯細胞性吸収病巣」。ほとんどの症例で歯ぐきと歯の境目から進行していきます。


このまま進行すると、歯の根っこ以外のすべてが溶けて無くなってしまいます。


根っこだけが残った場合、その根っこの部分で痛みや炎症が起きてしまうことがあります。


この病気は現在のところ効果的な治療法は見つかっていません。


そのため、こういった症状が認められた歯は、進行の程度や痛みの具合によりますが抜歯治療がすすめられます。