町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
ネコちゃんの歯周病治療
2011年07月02日 (土) | 編集 |
先月おこなった歯周病治療のネコちゃん。



もう13歳くらいになる高齢のネコちゃんなのですが、重度の歯周病のため10本も歯を抜くことになってしまいました



ちなみにネコちゃんの歯は全部で30本。



特にひどかったのが、下顎の犬歯。


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歯根がかなり痛んで、茶色っぽくなってしまっています。


犬歯(いわゆる牙)は、根っこが非常に深く、頑丈に顎の骨に入り込んでいます。
そのため、安全に抜歯するためには、歯茎を切開し、歯根をおおっている顎の骨の一部(歯槽骨)を削る必要があります。



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顎の骨を削って、歯根を露出した状態。
御覧のように、顎の骨に埋まっていた部分まで茶色くなっています。



この他にも、上下左右とも奥歯は全滅状態。



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大量の歯石で覆われており、歯石の下では歯周病が進行していたためすべて抜かなければいけませんでした。



このネコちゃん、このような歯周病のほかに、ネコ特有の「破歯細胞性吸収病巣」というものがありました。


ネコちゃんにとって重要な歯の疾患ですので、これについてはまた後日・・・