町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
ニキビダニの続き
2011年05月20日 (金) | 編集 |
さて、ニキビダニの続き。


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なんとも気味が悪いニキビダニですが、基本的には無害で、ほとんどすべてのワンちゃんの皮膚に寄生がみられます。


この、通常は無害なニキビダニですが、例外的に皮膚に病気をおこすことがあります。



原因は様々ですが、何かしらの疾患によって、その動物の免疫力が下がったりした状態の時です。


たとえば肝臓疾患など。
ホルモンバランスが乱れるような病気。
幼犬時に一時的に。
免疫力を下げるような薬の長期投与。

などなど・・・


上記のような時に、ニキビダニが異常増殖し、それによって皮膚炎をおこすことがあります。



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皮膚が赤黒く変色して、かなり荒れた状態。毛も抜けてしまっています。
ちょっと擦っただけですぐ血がにじむ状態です。





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ニキビダニによる皮膚炎の場合、多くが写真のように皮膚が赤く炎症をおこし、一部は黒く色素が沈着します。


脱毛し、皮膚表面が荒れて、すこしこすっただけでフケが多く出たり、血がにじむような状態。


こういった皮膚炎の時はニキビダニによる皮膚炎を強く疑います。



このニキビダニによる皮膚炎は、通常の皮膚炎の治療法では治りません。
それどころか、薬の選択によってはかえって悪化させてしまうこともあります。


それ程多く見かける疾患ではありませんが、注意深く検査をしないと見過ごしてしまい、「何カ月も皮膚炎が治らない!」なんてことになってしまいます。


また、前述のように、ニキビダニが過剰に増殖するということは、何かしらの基礎疾患(ホルモン異常やその他の病気)が隠れている可能性が高いです。


ニキビダニが検出された際には、皮膚の治療だけではなく、その他に隠れた病気がないか調べることが重要です。