町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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外耳炎
2011年04月19日 (火) | 編集 |
だんだんあったかくなると増えてくるのが皮膚炎の症例。


外耳炎


「急に耳が赤くなって痒がっている」ということで来院されたワンちゃん。


もともとアレルギー性の皮膚炎が疑われているワンちゃんで、今回も、「知り合いからもらったクッキー」を食べた後から様子がおかしいとのこと・・・



左耳がかなり腫れて、赤くなっています



たしかに、外耳炎は食事アレルギーの症状の一つですが・・・


見た目だけではその他の外耳炎と区別はつきませんので、耳垢を採取して調べます



耳垢検査


いました
マラセチアという酵母菌の一種と、球菌という細菌の一種です。


どちらも、ワンちゃんの皮膚に常在菌として、正常な状態でもある程度は存在する微生物です。

本来は無害なものですが、これらが過剰に繁殖すると、その刺激で皮膚炎・外耳炎をおこします。


このような常在菌が異常に増殖するきっかけは、皮膚を不潔にしていたり、ベースにアレルギー性皮膚炎があったり、何らかのホルモン疾患があったりと様々です。


今回のワンちゃんは、症状の発生前に「知り合いからクッキーをもらって食べた」とのこと。


これが引き金になったかどうかはハッキリとわかりませんが、いずれにせよ、疑わしい食べ物はこの先口にしないほうが無難です。(クッキーそのものが悪いわけではなく、あくまでこのワンちゃんにとってはアレルギーを誘発するかも・・・?ということですよ)

このワンちゃん、過去におこなったアレルギー検査では、ヒノキ花粉に対するアレルギーが検出されています。

季節的にもしかしたらヒノキ花粉に対するアレルギー性皮膚炎ということもあるかもしれません。


なんせ、今年の花粉の量はかなり多いみたいですからね~


いずれにせよ、治療の基本は、出現した微生物を抗菌剤入りの点耳薬で退治することになります。

その後、再発を繰り返すようであれば、改めて食物アレルギーなどの検査、ホルモン疾患が無いかなどの検査をおこなうようになります。