町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
心雑音 ①
2011年03月28日 (月) | 編集 |
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今日は「心雑音」についてのお話し。

いままでに何度か心臓病についてとりあげてきましたが、心臓病の診断でポイントになるのが「心雑音」の有無。


一部、例外はあるものの、心臓病を患っている動物のほとんどで、「心雑音」が聴取されます。



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正常な「心音」というのは、おそらく皆さまもイメージとして持っていらっしゃると思いますが、「ドックン・ドックン」という音。

さて、この音は心臓のどこから発生していると思いますか?






正解は、心臓の中で開閉している「弁が閉まる時の振動(=音)」なのです。



心臓内部の構造


心臓には僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁という4つの弁があります。(写真には大動脈弁・肺動脈弁は写っていません)


この4つの弁が正確なタイミングで開閉することで、心臓から全身に血液が送り出されるのです。


通常、我々が耳にする「心音」は、これらの弁が閉鎖する時に発生する振動(=音)であり、それ以外の音はすべて「雑音」ということになるのです。


こういった「雑音」の、「位置」・「音質」・「音量」・「発生するタイミング」を聞き分けることで、レントゲンや超音波検査をおこなわなくても、ある程度の診断を下すことができる場合もあります。

つづく・・・