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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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学会 TOPICS No3 猫の多発性のう胞腎
2009年02月19日 (木) | 編集 |
2009/02/19

学会 TOPICS 最後は猫の多発性のう胞腎(PKD)です。

遺伝性の腎臓病でペルシャ系のネコちゃんの40?50%に発生が見られるとされています。

エルモ

生後しばらく経ってから、腎臓に「のう胞」とよばれる空洞がボコボコとでき始めます。
「のう胞」は正常な腎臓組織と入れ替わるように発生してくるので、当然、多数の「のう胞」が発生すれば、正常な腎臓組織は失われていきます。

そうして、ある程度進行して、正常な腎臓機能が維持できなくなると、腎不全として症状が出てくるという病気です。

この病気を完全に防ぐ、もしくは治療する方法はなく、大切なのは遺伝させないことです。
ですので、以前からペルシャ系猫のブリーダーさんの間では重要な病気として認識されていますが、一般の飼い主様にはまだ十分に知識が広まっていないのが現状です。

この病気の診断は主に超音波検査・遺伝子診断によっておこないます。
ブリーダーとして繁殖させる目的がなければ、生後間もないころから定期的に腎臓の超音波検査を受けるようにすれば十分かと思います。

そうして、なるべく早い段階で病気の有無・進行状態を把握した上で日常管理(腎臓の保護を目的とした)を行っていくことが重要となります。