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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
学会 TOPICS No 2 シャンプーとストレス
2009年02月17日 (火) | 編集 |
2009/02/17

TOPICS No2 はシャンプーとストレスについてです。

プレゼンテーション1

このグラフは、シャンプー中とシャンプー後のホルモンの変動を表わしたものです。

ホルモンというのは、男性ホルモンや女性ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなど様々な種類があり、体内で分泌され、体内の働きに作用を及ぼす物質のことです。

このグラフで計測しているホルモンは「副腎皮質ホルモン」のことです。

副腎皮質ホルモンの作用についてすべてを説明するのは大変なので、ここでは単純に「動物がストレスを受けたときに放出されるホルモン」ということにしておきます。

ストレス

グラフをみてみると、シャンプーを開始してすぐに数値は上がり始め、20分過ぎから急激に上昇しています。

シャンプーがすごく好きな子、シャンプーが大嫌いな子、それぞれ反応は違ってきますが、よっぽどシャンプー好きのワンちゃんでないかぎり、シャンプー中?シャンプー後にかけてかなりのストレスを受けているということがわかります。

これが若くて健康なワンちゃんなら一時的なストレスで「気疲れ」してお終いです。
一晩寝ればすっきり元気になる程度のものです。

しかし、これが老犬になると話は別です。
年をとると、人間も動物もストレスに対する適応力は低下していきます。

また、年をとって弱った心臓には大きな負担になります。
実際に、もともと心臓病のワンちゃんがシャンプー中に心臓発作を起こして死亡するケースも起こっています。

また、ストレスが引き金で体調を崩し、回復まで1?2週間かかるということもありえます。

年をとったワンちゃん(もちろんネコちゃんも)のシャンプーについては、よく本人の体調を確認してやるようにしたほうがいいですね。

また、シャンプー後に食欲が落ちたりするようなら、早めに診察を受けていただいたほうが良いかもしれません。
一時的なストレスからの食欲不振でも、年をとった体では耐えられず、簡単に脱水症状をおこしてしまうことがあります。

シャンプーにかかわらず、引っ越し、部屋の模様替え、来客などなど・・・
人間にとっては理由のある・必要のあることでも、動物には理解することができず、大きなストレスになることはたくさんあります。

若いワンちゃん・ネコちゃんなら体力・適応力があるので問題ないことでも、年をとったワンちゃん・ネコちゃんには大きな負担がかかることがありますのでご注意ください。