町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
リンパ腫
2011年01月18日 (火) | 編集 |
ワンちゃん・ネコちゃんの命を脅かす病気の一つに、「リンパ腫」という病気があります。

リンパ球という免疫系細胞が異常増殖する、悪性腫瘍(ガン)の一種です。

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MASSと記載している楕円形部分が、腫瘍化した内臓のリンパ節。

リンパ腫には多中心型・消化管型などいくつかの型がありますが、ワンちゃんで多いのは多中心型と呼ばれる、全身のリンパ節が腫れて腫瘍化するタイプです。

リンパ節は、体の表面では顎の下、脇のした、股の付け根などにあります。
体の内部にもリンパ節は多数存在しています。

多中心型のリンパ腫では、これらのリンパ節が腫瘍化するため、飼い主様が腫れあがったリンパ節に気がつかれて来院されることがあります。

ただ、残念なことに、飼い主様が触って分かるほどリンパ節が腫れる頃には、かなりガンが進行した状態です。

非常に進行の早いガンで、無治療であれば、リンパ節が触れるほど大きくなってから、1?2か月で命を落としてしまうことがほとんどです。

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上の写真は、脾臓に転移したリンパ腫です。
黄色▽で囲った部分が脾臓で、黒っぽくなっている部分(緑の点線部)が転移したリンパ腫。


抗がん剤治療に上手く反応すれば、一年?数年生き延びることができますが、多くの症例が治療をしていても一年とたたずに命を落としてしまいます。

リンパ腫に限らず、普段から体の表面を念入りに触っておけば、早期発見できる腫瘍は多くあります。
月に1度か2度は、体の隅々?口の中まで、デキモノや痛がる部分がないか観察しておくことが大切です。