町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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子宮蓄膿症 ①
2010年10月14日 (木) | 編集 |
以前にも取りあげたことがありますが、猫ちゃんの子宮蓄膿症の症例です。
先週手術をおこなった症例です。
(以前の子宮蓄膿症 ? ?

子宮蓄膿症は中?高齢の女の子に発生する病気で、子宮内に細菌感染をおこして膿がたまってしまう病気です。

子宮蓄膿症

黒く抜けている部分が子宮です。

正常な子宮は超音波検査ではほとんど観察されませんが、子宮の中に膿がたまることでこのように観察されます。
黒い部分は子宮の中にたまった膿です。

子宮蓄膿症には、子宮内の膿が外陰部からオリモノとして排出される「開放性」の子宮蓄膿症と、膿が排出されない「閉鎖性」の子宮蓄膿症があります。

「閉鎖性」の子宮蓄膿症になると、膿の逃げ場がないため子宮に多量に膿がたまることになり、最悪の場合子宮が破裂して膿がお腹の中に漏れ出てしまうことがあります。

また、オリモノの排出がないため、「開放性」の子宮蓄膿症に比べると診断が難しくなります。

今回のこのネコちゃんは「閉鎖性」の子宮蓄膿症でした。
身体検査ではオリモノが認められず、超音波検査で診断が確定しました。

子宮蓄膿症になると、まず元気・食欲が低下し、「開放性」の場合は膿や血が混ざったオリモノがみられます。
また発熱し、水を欲しがるといったことも良く見られます。

子宮にたまった膿の毒素によって、内臓全般にも悪影響が及び、放置すれば命にかかわる病気です。

子宮蓄膿症は外科的に膿のたまった子宮を取り除く必要があります。
緊急手術となりました。

つづく・・・