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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
わんにゃんドックにて・・・
2010年10月11日 (月) | 編集 |
先日、わんにゃんドックをおこなったワンちゃんの超音波画像です。

肝臓に・・・

肝臓の超音波画像なのですが、GB(胆のう)と書いてある黒い領域の下に、白っぽい丸い構造物がお分かりいただけるでしょうか?

肝臓に腫瘤ができています。
直径1cm以下の小さな腫瘤ですが、この他にも、もう一つありました。

超音波画像だけでは、この腫瘤が良性なのか悪性なのかはわかりません。

この「腫瘤が何か?」を判断するには、一つには針生検といって、皮膚の上から針を刺してこの腫瘤の細胞を採取し、調べる方法があります。

この方法は麻酔が必要なく、動物への負担は最小限で腫瘤の情報を得ることができますが、針で細胞をとるだけなので情報量が少なく、診断がつかない場合もあります。

その場合はより動物に対して負担の大きい方法(試験開腹、腹腔鏡などの外科処置)で腫瘤の一部を採取して調べる必要があります。

当院でもやろうと思えばこういった検査は可能です。

ですが、万が一、悪性の腫瘍だった場合を考えると、下手に私が手を出すよりは、早い段階で専門医の診断を仰ぎ、最適な検査・治療をおこなっていただくことが、ワンちゃんにとって一番良いことです。

腫瘍の治療は早く始めれば始めるほど成績は良いものです。

我々のような一般の「ホームドクター」は、自分にできることと、2次診療に任せることを的確に判断することが重要です。

飼い主様も専門家による積極的な検査を望まれたので、川崎の日本動物高度医療センターの腫瘍科ご紹介することとなりました。

腫瘍科の専門医の目であれば、超音波画像からでも私よりも多くの情報を読み取れるでしょう。