町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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歯石の下は・・・
2010年07月02日 (金) | 編集 |
歯周病治療のワンちゃんです。

まだ5歳のチワワちゃんなのですが・・・

奥歯にたっぷりと歯石が付着しています

右上顎臼歯処置前

この歯石を取り除くと・・・

右上顎臼歯

歯槽膿漏で歯の根っこがむき出しになっています。

この歯はもうグラグラになっていたので抜歯しなければなりませんでした。

しかも、このワンちゃんの歯槽膿漏はかなり進行しており、眼球を包み込む部位の骨にまで影響が出ていました。

奥歯の根っこのすぐ上には眼窩(がんか)といって眼球を納める部分があります。
歯槽膿漏が進行すると、この部位の骨まで溶けてしまって、口の中と眼窩がつながってしまうことがあります。

歯槽膿漏と眼窩

このワンちゃんもすでにそこまで進行しており、歯を抜いた穴に器具を差し込むと目玉までつながっていました。

抜歯をして歯槽膿漏の治療をおこなえばこれ以上ひどくなることはないのですが、無治療のままですと眼球周辺の炎症にまで発展してしまいます。

あと、もっと怖いのは、抜歯に使う器具というのはかなり鋭利なものなので、抜歯処置の際に誤って眼球を突き刺してしまう危険があります

幸いそんな失敗を犯したことはないですが、今回の症例も乱暴な処置をすればその危険性はありました