町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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皮膚炎??
2010年05月30日 (日) | 編集 |
「ここ数日間、元気がなく様子がおかしいと思っていたら、急に皮膚が腫れて血が出てきた」という事でいらっしゃった症例。

もうすぐ5歳になるダックスの女の子です。

たしかに、皮膚を見るとところどころ分厚く・硬くなっており、そのうちの何箇所かは出血もしているようです。

特に、肩から背中にかけての皮膚は全体的に分厚く腫れており、かなり痛みもあるようです。

出血 1

よくみると血膿で毛が固まっています。
この周辺の皮膚は、かなり広い範囲で硬く腫れています。

出血 2

このままでは状況がよくわかりませんから、毛を刈って詳しく調べます。

すると・・・

出血 3

思った以上にひどい状態です。

皮膚の表面が壊死して、はがれおちてしまっています。

首の近くも2か所、穴があき始めています。

ちょっとやそっとの皮膚炎ではここまでなりません。

検査の結果と、犬種からすると「無菌性結節性脂肪織炎」が疑われますが・・・
(ダックスに多くみられる、原因不明の皮下組織の炎症。細菌感染など明らかな原因が見当たらず、免疫機能の異常が疑われています)

あまりにもひどい状態なので、もう少し慎重に調べていかなければなりません。

今現在、皮膚に感染症は起きていませんが、写真のようにグチュグチュになった皮膚は細菌が繁殖するには絶好の条件です。

写真以外にも複数の場所で皮膚の脱落が始まっていますので、もしそれらに細菌感染が起きてしまったら命に関わりかねません。

全身状態も悪く、血液検査で肝機能にも異常が認められたため、入院で集中治療することになりました。