町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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インスリン
2010年04月24日 (土) | 編集 |
ランタス

こちらはインスリンの注射薬です。
ネコちゃんの糖尿病治療に必要なお薬です。

これは人間の糖尿病患者さんが使うのと同じものです。
ですので、これは本来、ペン型の専用注射器に組み込んで使用するものです。

人間用に作られたものなので、ネコちゃんにそのまま使うには量が多すぎますので、専用注射器は使用せず、中身の注射薬部分のみを取り寄せて使用します。

インスリンに限らず、我々が獣医療で使用する薬剤のほとんどが人間用です。
動物専用薬もあるのですが、ごく一部です。

ですので、どのお薬もワンちゃん・ネコちゃんに使用するには一錠もしくは一本当たりの量が多すぎたりして、なかなか使用に苦労が伴います。

また、人間用のお薬で、古くなってあまり売れなくなった物などは製造が終了してしまいます。
そうすると我々が使い慣れて、データを蓄積してきたお薬が使えなくなってしまうのです。

いくら人間用に新しく良いお薬が出ていても、それはワンちゃん・ネコちゃんように作られたわけではないので、もう一度手探りでデータを蓄積して使用していかなければなりません。

このインスリンにしても、数年前に使い慣れていたものが製造中止になってしまい、獣医業界全体が大慌てで新しいタイプのインスリンに切り替えたという経緯があります。

インスリンというのは注射量が多すぎても少なすぎてもいけません。
そのワンちゃん・ネコちゃんにとって適切な量というのは一頭一頭違います。

新しインスリンになってしまうと、一から適正量を探さなければならないので、せっかく古いタイプのインスリンで症状が落ち着いてた子も、その時はもう一度検査を繰り返して適正量を探さなければならない羽目になってしまいました。

ところで、なぜインスリンの話題かというと、ちょうど今入院しているネコちゃんが糖尿病なのです。

糖尿病はネコちゃんにとってとても重要な病気になります。
ちょと時間がとれるようになったら、一度詳しく取り上げたいと思います。

なんせ、今は入院中のネコちゃんの血糖値管理につきっきりでちょっと時間がなさそうです。