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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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高脂血症
2010年04月06日 (火) | 編集 |
この前は、「黄疸」という血液(の水分)が黄色くなるお話をしましたが、今回は血液(の水分)がミルク色になる現象です。

高脂血症
下側の黒っぽい部分が血液の細胞部分で、上半分が水分です。
いちごミルクのような色になっています。こちらが今回お話しする「高脂血症」をおこした血液です。

黄疸
こちらは前も使用した、黄疸をおこした血液と正常な血液。
右側が正常な血液。左は黄疸をおこした血液です。

「高脂血症」とは読んで字のごとし、血液に脂肪分(コレステロール、トリグリセリドなど)が多く含まれた状態です。

白っぽく見えるのが脂肪分です。

正常な動物でも、食後すぐの血液だと、腸から吸収された脂肪分で白っぽく濁ることがあります。
なので、正確な判断をするためには、12時間以上の絶食が必要です。

この現象が見られた場合、糖尿病や肝臓病、副腎皮質機能亢進症といった体内での脂肪代謝のバランスが崩れる病気などが疑われます。

この写真の症例は12時間以上食事をしていないのに、これだけ血液が白濁しています。
今のところ本人に自覚症状はないようですが、追加で精密検査をさせていただいたほうがよさそうです。

こういった血液の異常というのは、本人にまったく自覚症状が見られない、初期の病気のころから観察されることがあります。

人間もそうですけど、定期的な健康診断というのは重要です。