町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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緊急手術 ?胃穿孔?
2010年02月04日 (木) | 編集 |
昨日は休診日でしたが、緊急手術で大忙しでした。

異物を食べてしまい、胃に穴があいてしまったネコちゃんです。
この症例の詳しいお話はあとにするとして・・・

胃や腸に穴があくと、内容物や消化液がお腹の中にもれでてしまい、腹膜炎をおこします。
腹膜炎はひどくなると命にかかわりますので、早急にお腹を開けて穴をふさぐとともに、汚染されたお腹の中を洗浄しなければなりません。

こういった手術は避妊手術や去勢手術と違って、日常的におこなうものではないですから、手術前には専門書で手術手技を再確認です

外科専門書

今回のような緊急性を要する手術の場合は、のんびりと専門書を読んでる時間はありませんので、普段から事あるごとに熟読し、イメージトレーニングをおこなうようにしています。
ですので、専門書を読むといっても最終確認といったところです。

そして、専門書以上に役立つのがオペノート

オペノート

私の今までの手術症例の蓄積です。

私は手の込んだ手術の際には、毎回、事前にイメージした手順を事細かに紙に書くようにしています。
そして、手術後にはイメージ通りにいかなかった部分や、症例ごとに少しづつ違う状況、対処法などをノートに書きくわえていくようにしています。

これがものすごく役に立ちます
体の構造というのは、基本的なところはどの子も一緒ですが、細かい部分には少しづつ違いがありますし、とくに今回のように胃に穴があいている状態では、腹膜炎のせいで癒着(臓器と臓器がくっついてしまう)を起こしたりと、かなり正常とは違った状況にあります。

こういった時には、やはり過去の経験と知識の蓄積がものをいいます。
といっても大した蓄積はないのですが・・・

少しづつでも確実に経験・知識を蓄積して次の手術に備えなければなりません