町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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尿の色
2010年01月23日 (土) | 編集 |
ビリルビン尿

先日、吐き気がひどいということで来院されたワンちゃんのおしっこです。

ずいぶんと色が濃く、オレンジ色に近いのがお分かりいただけるでしょうか?

この尿はビリルビンという色素を多く含むため、このようにオレンジ色になっています。

ビリルビンという色素は血液細胞に含まれる色素で、肝臓がその色素の処理をおこなっています。
ですので、血液の病気や肝臓の病気のときにこのビリルビンを多く含んだ尿が排泄されることがあります。

見た目に明らかにオレンジ色をしたおしっこなので、普段から注意していただければすぐにわかると思います。

ワンちゃんは腎臓でのビリルビン処理能力が低いため、肝臓病や血液の病気がなくても、今回のようにひどい嘔吐によって脱水症状を起こし、おしっこが濃くなっているようなときにはこのビリルビンが多く含まれることがあります。
今回のワンちゃんも念のため血液検査をさせていただいて肝臓や血液の数値を確認したところ、大きな問題はありませんでした。

一方、ネコちゃんは腎臓でのビリルビンの吸収能力が高いため、正常ではこのビリルビン尿が排泄されることはまずありません。
したがって、ネコちゃんでこのようにオレンジ色の尿が出る場合はほぼ確実に肝臓や血液に何かしらの異常があると考えられます。

尿の色・量・回数というのは健康状態のバロメーターのひとつです。
普段からちょっと意識して見るようにしてみてくださいね