町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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椎間板ヘルニア
2009年09月21日 (月) | 編集 |
椎間板ヘルニア

このレントゲンは「椎間板ヘルニア」を疑う症例です。

背骨のレントゲンです。
真ん中の四角いのが背骨で、その横に飛び出しているのが肋骨です。

背骨1個1個の隙間を見たときに、?の部分が他の所に比べて狭くなっているのがわかるでしょうか?

この部分が「ヘルニア」を起こしていると考えられます。
確定するにはCTもしくはMRIが必要ですが、症状からするとほぼ間違いないでしょう。

ヘルニア図解
図解するとこんな感じです

椎間板というのは、背骨一個一個の間にあるクッションのようなもので、軟骨の一種です。
この椎間板が、なんらかの原因で変形したり、破裂して中身が飛び出すことで脊髄神経を圧迫してしまいます。

そうすると、その部分に痛みが生じたり、程度がひどい場合は神経に麻痺がおこったりします。

この症例も、腰の痛みと、後ろ足のふらつき(神経の部分的な麻痺)が見られました。




椎間板ヘルニアはダックスに多いことで有名です。

ダックスは「軟骨異栄養性犬種」と呼ばれています。
これは軟骨に成長異常のある犬種のことで、ビーグルやシーズーも含まれます。

ダックスは足が短いのが特徴ですが、軟骨に成長異常があるためにあのように足が短くなってしまいます。
ダックスフントという人間の作り出した犬種としては正常でも、生物本来としては奇形の一種なのです。

このような軟骨に異常を持つ犬種は椎間板にも異常が出やすく、ダックスにヘルニアが多いのもこのためです。