町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
わかりにくい病院の言葉 2
2009年08月28日 (金) | 編集 |
昨日から動物看護学校の学生さんが実習に来ています。

夏休みの課題だそうです。

実習生

明日までの3日間の実習です。
明日は私の後輩の獣医さんも手術の見学に来る予定なので、いつになくにぎやかになりそうです。



さて、「わかりにくい病院の言葉」のつづきです。

今日は「腫瘍」について・・・

「腫瘍」とは、体の細胞が、異常に増殖してできる「できもの」のこと。 
体の細胞は、通常は目的・秩序をもって分裂・増殖するものですが、何かしらの異常により無目的・無秩序に分裂・増殖をくりかえすものを「腫瘍」と呼びます。

肥満細胞腫疑い
無秩序・無目的に増殖した腫瘍細胞

「腫瘍」は「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」の二つに大別されます。

「良性腫瘍」は、「腫瘍」のなかでも増殖スピードが穏やかで、正常組織への悪影響が少ないもの。
基本的には命を脅かしたり、重い障害を起こすことはありません。

「悪性腫瘍」は増殖スピードが速く、「浸潤」や「転移」によって正常組織を傷害してしまいます。
最終的には死に至ります。

※ 「浸潤」・・・腫瘍細胞が周囲の正常細胞を破壊するようにして増殖すること。
※ 「転移」・・・腫瘍細胞が血液の中を流れて、もともとの位置から遠く離れた部位に飛び火すること。 例)乳癌の肺への転移。乳腺という組織から肺という別の組織への転移。

ものすごく乱暴なたとえですが、「良性腫瘍」は仲間内だけで固まっている不良グループみたいなものです。
不良だけど、周囲の生徒に喧嘩を売るわけでもなし、クラスの隅でおとなしくグループを形成している状態。
なので、周りの生徒は割と平然としていられます。
それでも、ゆっくりと仲間を増やしていくので、すこしづつグループは大きくなっていきます。

「悪性腫瘍」は、極悪不良グループです。
あたりかまわず喧嘩を売って歩き、クラスの普通の生徒にも無差別に暴力をふるい、挙句の果てに仲間をどんどん増やしてクラスは崩壊(これが浸潤)。
場合によっては隣のクラスや他校にまで喧嘩を売りに出歩く連中です(これが転移)。

ちょとはわかりやすくなったでしょうか?