町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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犬の皮膚腫瘍
2009年07月20日 (月) | 編集 |
以前にネコちゃんの肥満細胞腫について書いたことがありますが、今回はワンちゃんの肥満細胞腫(疑い)です。

肥満細胞腫疑い

この症例はゴールデンレトリバー(4歳)の女の子です。
フィラリアのお薬をご希望でいらっしゃったのですが、その時に皮膚にできものがあるとご相談を受けました。

直径13mm程度で、皮膚表面にドーム状に盛り上がっていました。(手術前に写真を撮るつもりだったのですが、忙しくて撮り忘れてしまいました)

今までも何度か書きましたが、こういうときはまず針を刺して中の細胞を採取し、検査します。
ご覧のとおり、濃い紫の細かい顆粒をもった細胞(これを肥満細胞と呼びます)が多数出現しています。

ワンちゃんの皮膚にできる腫瘍のうち20?25%が肥満細胞といわれており、日常的に遭遇する腫瘍の一つです。

ワンちゃんの肥満細胞腫は悪性度がグレード1から3まで分かれており、数字が大きくなるほど悪性度が強くて厄介な癌ということになります。
グレード1であれば通常は切除するだけで済みますが、グレード2や3では状況によって放射線療法なども必要になってきます。

ですので、この腫瘍を疑った場合は、速やかに切除し、検査所でグレード分類をおこない、その結果に応じて適切な治療プログラムを立てる必要があります。

ゴールデン

ところで、我々獣医師の間ではゴールデンレトリバーはガンになりやすい犬種として有名です。
ある研究では2頭に1頭はガンで亡くなるというデータが出ています。

実際に私が今まで看取ったゴールデンの半分以上がガンで亡くなっています。
むしろ、ガン以外で亡くなった子を思い出すのが困難なくらいです。