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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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腎臓の低形成
2019年02月02日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



昨年末に下痢と食欲不振で来院した猫ちゃん。


2018年10月にもワクチン接種で来院されていたネコちゃんなのですが、その時から比べて400gも体重が減っていたため、念のために血液検査。


すると・・・腎臓の数値に異常値が見られます。


下痢が酷い場合、脱水症状の影響で腎臓数値が上昇する事もあるので、まずは下痢と食欲不振の治療を行い、ある程度状態が落ち着いてから再検査としました。


1週間ほど点滴に通院していただいて再検査したところ・・・



やはり腎臓の数値があまりよくありません。


ということで、精密検査を行いました。



20190202tah01.jpg
超音波検査画像
上段が右の腎臓。下段は左の腎臓



左右の腎臓の大きさにずいぶんと差があります。


正常なネコちゃんの腎臓の大きさは、おおよそ35~40mm程度。



それが、左の腎臓は19.3mmと、右側(43.4mm)の半分以下の大きさです。



おそらく先天的な左腎臓の低形成と思われます。


腎臓というのは、体の老廃物を尿として排泄するためのフィルターのような役割を担っています。


そのフィルターは生きている限り徐々に働きが低下していきます。


浄水器のフィルターと同じですね。


腎臓のろ過機能が30%以下に低下してくると、徐々に腎臓の数値や尿検査の数値に異常値がでてきます。


生まれつき腎臓の発達が悪いということは、普通のネコちゃんよりも腎臓の機能が早く低下してしまうといいうことなのです。


腎臓の機能が低下するのは、生きている限りは避けられないことです。


人間であれば末期の腎不全になれば透析や腎臓移植といった手段がありますが、ワンちゃん・猫ちゃんではなかなかそうもいきません。


こういった異常を見つけたら、なるべく早い段階で食事療法や投薬を初めて、少しでも腎機能の低下を遅らせることが大切です。



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院