町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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東洋眼虫
2016年06月24日 (金) | 編集 |
6月は狂犬病ワクチン接種とフィラリア予防検査が重なる時期なので、動物病院が一年で最も忙しい一カ月になります。



ということで、更新がだいぶ空いてしまいました・・・ 




今日ご紹介するのは、東洋眼虫と呼ばれる寄生虫であります。




東洋眼虫
※ホルマリンで保管している東洋眼虫。開業以来のコレクションであります。




もともとは神奈川県以西に見られていた寄生虫で、犬や猫、その他家畜や野生動物、さらには人間の目にも寄生する寄生虫です。



寄生された動物は、虫の刺激によって眼脂が涙がでます。失明などの大きな問題を起こすことはありません。


眼虫はまぶたの裏側に寄生し、宿主の涙を摂取して生きているそうです。



前述のように、もともとは神奈川県以西に見られた寄生虫で、首都圏で見られることはなかったのですが・・・


温暖化の影響か、私が獣医師になってからの十数年で、徐々に東京近郊でも見つかることが増えてきたようです。



この寄生虫の感染には、ハエが大きな役割を果たしています。


動物の目に寄生した眼虫は、そこで成虫になり卵を産みます。


産み落とされた卵は、ハエが動物の目にとまって涙液を吸ったときに一緒にハエの体内に取り込まれます。



ハエの体内に取り込まれた虫卵はそこで発育し、感染幼虫になります。



感染幼虫は、ハエが次の動物のとまったときに、ハエの口から飛び出して動物の眼に感染するのです。



と言うことで、ハエがワンちゃん、ネコちゃんの顔の周りに飛んできたときは、なるべく素早く追い払ってあげて下さいね。


もちろん、人間にも寄生しますので、飼い主さま御自身もご注意くださいませ。