町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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冬になると・・・
2015年12月11日 (金) | 編集 |
さて、この赤い液体。



いったいなんだと思いますか?



20151211tah01.jpg



これは、尿道閉塞で来院されたネコちゃんのおしっこです。



見事な血尿ですね。



この尿を顕微鏡で観察すると・・・



20151211tah02.jpg



多数の血液細胞と共に、尿石の結晶が出現しています。



膀胱炎による血尿と尿結晶です。



オス猫の尿道は1~2mm程度と非常に細い為、顕微鏡レベルの尿結晶や血液細胞でも、それらが塊状になって尿道閉塞を起こすことがあります。



ジャリジャリした尿結晶とネバネバした血液細胞が一体になって砂粒状の塊になったものが尿道に詰まってしまうのです。



尿道閉塞の状態が1日以上続くと、腎臓へ大きな負担がかかり、急性腎不全に陥る場合があります。



今回のネコちゃんは、尿道閉塞の症状が出てから半日程度で処置を行えたので腎臓へのダメージはありませんでしたが、場合によっては命にかかわる疾患です。



一般的に冬場は膀胱炎が増えるといわれています。



寒くなって飲水量が減るため、尿が濃縮し、尿結晶などが生じやすい為と言われているようです。



膀胱炎になると、「頻尿」や「血尿」といった症状がみられます。



「トイレに何度も行くんだけど、ポタポタしかおしっこが出ていない」というのが頻尿ですね。



ポタポタでも尿がでていて、食欲があるうちはまだ良いですが・・・



いくらトイレにいっても、「まったくおしっこが出ていない」、「1~2滴程度しかおしっこ出ない」、「食欲が無い」ような場合はすでに尿道閉塞を起こしている可能性が高いので、早急な治療が必要になります。